開業に必要な手続き
1. 開業届の提出
個人事業を始めたら、1ヶ月以内に税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書」(通称:開業届)を提出します。これにより正式に個人事業主として登録されます。
2. 青色申告承認申請書の提出
開業届と同時に「青色申告承認申請書」も提出しましょう。これにより最大65万円の控除や、赤字の繰越などの節税メリットを受けられます。
3. 屋号の決定
屋号(お店の名前、事業名)は任意ですが、請求書や銀行口座などに使うため、開業届に記載しておくと便利です。
- 例:山田工務店、佐藤塗装、令和電設 など
- 法人格は不要(例:株式会社など)
- 既存商標や法人名に注意
4. 屋号付き銀行口座について
屋号付き口座とは、個人名に加えて屋号を付けた名義で開設する銀行口座のことです。
- 例:令和電設 東京太郎 普123456
- 屋号単独では開設できず、本名との併記が基本です
- 開業届の控えや身分証明書の提出が必要な場合があります
- 都市銀行・地方銀行のほか、楽天銀行・住信SBIネット銀行など一部ネット銀行でも対応可能
屋号付き口座を利用することで、請求書や領収書と名義を一致させやすくなり、信用力の向上や会計処理の効率化にもつながります。
💡 ワンポイント: 開業届と青色申告は同時提出が基本!屋号を記載した口座や請求書を使って信頼感アップにもつながります。
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